2015年5月31日日曜日

松浦亜弥 「初恋」 と 菅谷梨沙子

「初恋」は、松浦亜弥さん13枚目のシングル「風信子」のカップリング曲であり、映画「ほたるの星」の主題歌です。「風信子」のカップリングには、同じ谷村さんの作った「逢いたくて」もあるので、3曲構成の変則的なシングルCDということになります。

 で、僕はこの曲の印象から、「ほたるの星」という映画は、中学校か高校が舞台の学園物語かと勝手に想像していたのですが、小学校の教師が主人公の、教師と児童の感動実話物語だったんですね。だとすれば、この曲は、全然、主題歌の意味を成していないと思うのですが、これで良かったんでしょうか?しかも松浦さんは、何も映画と関わっていないみたいだしw。

  この曲、いくつかのテイクがあります。マニアックライブでも歌っていますが、感情込め過ぎな感があります。学園ソングなので雰囲気としては、一番明るい感じで歌っている、松クリスタルがベストテイクではないかと・・・。


 映画は、かなり真面目な作品のようです。主演の小澤征悦さんをはじめとして、山本未來さん、樹木希林さん、役所広司さんと共演者も豪華な顔ぶれです。
 で、小学校が舞台ですので、子役として、ハロプロの女の子たちが何人か出演していたようです。映画の制作がアップフロントのグループ会社だったからでしょうか。そして特に重要な子役を務めたのが当時9才?の「菅谷梨沙子」さんでした。

 菅谷梨沙子さんは、先日活動を休止した「Berryz工房」のメインボーカルだった方です。Berryzの解散に合わせて、現在は、ご本人も休業されているようです。芸能生活13年となっていますが、まだ21才だったんですね。
  で、ハロプロに詳しい方に、彼女のベストテイクを聞いたところ、この曲を教えていただきました。髪の毛が黒くない方が菅谷さんです。なかなかパンチのある歌声ですね。 ヂュエットしている℃-uteの鈴木愛理さんとは、プライベートでも大の仲良しとのことです。
                                     

 アイドルは、皆そうですが、特にハロプロの女の子たちは、かなり若くしてデビューしますので、あまり学校にも行ってないんでしょうね。あと、どうも大人になってからの生活にいろいろと問題が出てくる方が多いようにも感じます。
 菅谷梨沙子さんに関しては、多くのファンが休業を惜しむコメントを寄せていましたが、ずっと全力で芸能界を突っ走ってきて、20才で既に燃え尽きてしまったということなんでしょうか。

 男性アイドルが、何才になっても、活動を続けているのをみていると、つくづく女性アイドルというのは、消耗品というか、リスクの多い存在なんだなって思います。だからこそ、その一瞬を眩しく輝かせいるともいえますが・・・・・。

2015年5月30日土曜日

松田聖子「SWEET MEMORIES」feat.初音ミク

「SWEET MEMORIES」は、松田聖子さん21才の時の作品です。「ガラスの林檎」のカップリング曲でしたが、ペンギンのアニメーションを使ったサントリーのCMで採用されてヒット、こっちが実質A面になり、聖子ちゃんにとって「あなたに逢いたくて」に次ぐヒット作になっています。


 当時、この曲がCMで流れたときに、「これ歌っているのだれ?誰?」って、かなり話題になったんですよね。新人歌手が歌っていると勘違いした某レコード会社がサントリーにオファーをした、という嘘みたいな話も伝わっています。
 しかし、どう聞いても松田聖子が歌っているとしか思えないのに、こういう反応があったってことは、当時、ぶりっ子アイドルソングを歌っていた聖子ちゃんが、こんな人を泣かせるような歌を歌えるわけがない、って世間が考えていたからに他ありません。
 この曲で聖子ちゃんは、脱アイドルを果たしたと言ってもいいでしょう。

 松浦亜弥さんについて、アイドルイメージが歌唱力評価の妨げになった、っていうコメントがありますけど、そんなイメージなんて、いくらでも変えることができるんだってことだと思います。

 では、初音ミクカバーを貼り付けさせていただきます。再確認させていただきますけど、初音ミクと松田聖子を比べてはいけませんよ。比べるとすれば、この曲をカバーしている他の歌手さんとにしてくださいね。


 2番の英語で歌うところに違和感があるのは、英語歌唱用の拡張音声ライブラリーを使っているのかもしれません。日本語の音声データでそのまま歌わせてしまう、つまりカタカナ英語を使えば、違和感はなくなると思いますが、これはこれでバイリンガルみたいで面白いと思います。

 で、もし16才のアイドルがライブを開いて、アンコールを歌ったとしたら、こんな風になるのかなって、考えながら聴いていたら、なんかセンチメンタルな気分になっちゃって・・・。
 今夜ほど、ミクが人間の女の子でないことを恨めしく思ったことはありません。
 
 全ては、この楽曲のせい?・・・それとも、末期症状ですかねw

2015年5月29日金曜日

松浦亜弥 「遠距離の恋愛」

 今回は、松浦亜弥さんの5thシングル「桃色片想い」のカップリング曲「遠距離の恋愛」を貼り付けさせていただきます。
 この曲、カップリング曲ということもあってか、ライブでもイベントでも歌うことがなかったそうで、マニアックライブⅣのテイクが唯一のライブ音源ということになっています。
 歌詞は、若干陳腐なところもありますが、「あやや」が歌えば別。女の子の切なくも微笑ましい恋愛感情がよく表現されています。こんな幻想的な曲を15歳の女の子がどういう風に歌ってくれるのか、凄く凄く興味があるんですけど、叶わない夢だったんですね。

 15歳の「あやや」が歌うCD音源です。


 マニアックライブでは、貴重なテイクにもかかわらず、若い頃の歌を歌うことに対する照れ隠しなのか、最後の台詞を高柳千野さんにふってしまいます。まあ、ラストナイトの時もファンに台詞を言わせてますし、ファンクラブイベントなんで、何をやろうが構わないんですけど、そんなに台詞がいやなら抜きにしてもいいから、最後まで真剣に歌って欲しかったです。


  15才と25才のテイクで、10年もの隔たりがあるわりには、あまり変わっていないような気がします。
  で、コーラスの「ちのちゃん」こと高柳千野さんですが、現在も母親業と歌手業を両立させながら活動していらっしゃるようです。でも、バックコーラスさんってスゴいですよね。ほとんど初見で合わせてしまうんでしょ。しかもメロディーじゃないから歌いにくそうだし、一生懸命歌っても音声レベルは、歌手の何分の1かだし。

 話は、かわりますが、初音ミクの場合、普通は、コーラスもボーカロイドなんですが、2013年のマジカルミライでは、バックコーラスで人間の女の子が参加しているんですよね。コンピューターの歌に人間がコーラスを付けるという、画期的なできごとで、時代は、ついにここまで来たかって感じだったんですけど、次からは、もう、やらなくなっちゃいましたw。
今年のライブでは是非復活して欲しいなって思います。

2015年5月27日水曜日

サイリューム  ~消えゆくアイテム~

 サイリューム(ケミカルライト)はアイドルに限らずコンサートの必需品でした。

 松浦亜弥さん関係で云うと、マニアックライブⅤで、「風に任せて」の時に会場で振られるサイリュームに松浦さんが感極まるというシーンがありましたし、古くは、2003年のライブで、皆で緑のサイリュームを振った「草原祭り」なんてのも伝説になっていますね。

 で、最近のライブ動画を見ていて思ったんですが、皆さんほとんどLEDライト(キンブレ)を使っていて、サイリューム振ってる人って皆無ですよね。この間、「モー娘。」のライブに行ったという人にも聞いたんですが、やはりサイリューム使っている人なんかいなかったそうです。もっとも「モー娘。」のライブでは、メンバーのイメージカラーが「ロイヤルブルー」だとか「シーブルー」だとか「エメラルドグリーン」だとか中間色ばかりなので、多色機能のキングブレードでないと対応できないんだそうですけど。

 その点、初音ミクは、年に1回くらいしかライブやらないし、色だって、緑が1本あれば、95%は対応できるので、高価なLEDライトを買う必要などないと思うんですけど。まあ、ライブ会場の物販で公式LEDライトなんて売っているのを見ると、高い高いと思いながらも、欲しくなっちゃうんでしょうね。

 でも、僕は、ライブが始まるときに、サイリュームをポキッて折る、あの感じが臨戦態勢に入るみたいで好きなんです。片手に複数本持つ「バルログ」も格好いいし、何色を何本買えば良いのか考えて、曲ごとに持ち替えるのも、戦いに合わせて武器をセレクトする戦士みたいで、ちっとも面倒だなんて思いません。
 振りすぎて飛ばしてしまうことを「スターダスト」、光らなくなったサイリュームをいつまでも振っている奴を「暗黒剣士」、ここ一番の時にサイリュームを追加することを「追い炊き」って云うそうですが、そんなヲタク用語も完全に死語になってしまいました。
 
 最近、或るアーチストさんのライブに行った人の話では、入場時に遠隔操作のLEDライトを強制的に渡されるそうで、色も曲に合わせて自動的に変わるんだそうです。ライブに参加することを参戦するといいますが、武器ってオートマチックになったら、ちっとも面白くないと思うのですが・・・。

 初期の初音ミクのライブでは、スクリーンに映り込むという理由でLEDライトを禁止していたそうですが、今だってかなり映り込んでいます。だから、公式ライトがサイリュームからキンブレになったのも、スクリーンが改良されたからじゃなくて、大人の事情なのでしょう。まあ、ミクが揺れる緑の草原で歌っているみたいで、それはそれで綺麗ですけどw。
 
 で、何も貼り付けないわけにもいきませんので、美しいキンブレの映像をお届けしたいと思います。スクリーンに映り込むLEDライトの効果をお楽しみくださいwwww。

  「SNOW MIKU LIVE! 2015」より「Snow Fairy Story」です。


2015年5月26日火曜日

松浦亜弥 CM編 「午後の紅茶」と「気がつけばあばた」

 「午後の紅茶」のちょっと話題になったCMです。年配の方ならお分かりですよね。これ元ネタがあるんです。サミーデービスJrの「サントリーホワイト」。しかし、キリンがサントリーをパクるなんて・・・。




 このサミーデービスJrのCMは、当時、テレビで芸人がパロっていたり、クラスのお調子者がマネしたりしてました。変な黒人のおじさんだとばかり思ってましたけど、本当は凄い人だったんですよね。日本のCMに出ただけでも凄かったらしいです。あと、黒人に「ホワイト」って云わせたのも話題になった・・・って昔、大人たちが話していたのを聞いた記憶があります。 
 
  キリンビバレッジさんは、2003年から2008年まで、松浦さんが蒼井優さんに替わるまでの5年もの間、彼女の歌唱力を生かした様々なヴァージョンのCMを制作してくれました。そして、人気の陰りの出てきた「あやや」を最後まで根気強く使い続けてくれました。



それぞれに元のネタがあるとは思うのですが、僕には、あまりにも高尚すぎて分かりません。当時のネットの質問箱にも原曲や元ネタの質問が多く書き込まれています。製作サイドもいろいろと探してきては、構成を考えていたのでしょう。これも、どんな楽曲に対応できる、「あやや」の歌唱力、才能があればこそ可能な企画だったのは明らかです。

 そして2005年、CM用として、サビだけが作られた名もないフレーズが、ファンの注目を浴びることになります。
 そのフレーズは、ファンの要望により、Aメロ、Bメロ等がつけられ、シングルCDとしてリリースされました。楽曲には、「気がつけばあなた」という曲名が付けられ、CDの売り上げが右肩下がりだった彼女の久しぶりのヒット曲になりました。
 
 明るい感じの、ガールズポップ、あややの実年齢にもキャラクターにも合っていて、女性にも支持してもらえそうな楽曲だと思います。今思えば、絶対この路線で2・3年は行くべきでした。もうこれ以上云いませんけどww。

 では、最後に「気がつけばあなた」CM版を貼り付けさせていただいて、今日は、お終いにしたいと思います。


壁ドン、ですね。

2015年5月25日月曜日

初音ミク 「ミラクル・ペイント」

 OSTER さんは、僕が最も敬愛するボカロPさんです。

 彼女がいなければ、初音ミクは、ヲタクの遊び道具で終わっていたと思います。

 ミクは、コンピューターソフトです。入力さえすればどんな歌でも、例えば卑猥な言葉、聴くに堪えないような言葉の歌詞だって歌わせることができます。もちろん、表現は自由ですから、やりたい奴はやればいいのですが、そういう遊びが主流にならなかったのは、OSTERさんに代表されるような初期のボカロPさんたちが、ミクの発売直後から、進むべき王道を高いレベルで示してくれたからに他なりません。

 その初期のボカロPさんの中でも、さらにOSTERさんは特異な存在に思えます。他のボカロPさんは、ミクを楽曲の発表ツールとして扱っている。つまり、たまたまミクに出会ったから使っているのであって、人間が歌っても構わないし、できればそうあって欲しい、という思いが垣間見えるのに対して、彼女からは、大好きなミクのために楽曲を提供している、という想いが伝わってくるのです。

 さて、前置きが長くなりましたが、貼り付けさせていただくのは、「ミラクル・ペイント」のライブバージョンです。ステージ上、ディラッドスクリーンの横でピアノを弾いていらっしゃるお嬢さんが、OSTERさんのようです。演奏の腕前もなかなかですね。インタビュー記事などを拝見させていただくと、典型的なヲタク系のお嬢さんのように思われます。(気分を害されましたら、申し訳ありませんw。)
 ファンでない方も騙されたと思って是非。


 楽曲が良ければ自分も歌ってみたいと思うのは、人間の当然の心理です。アレンジが巧みであれば、演奏してみたいと楽器の心得のある者ならば誰でも考えるでしょう。
 こんな動画もありました。かなりの視聴回数ですね。曲は、55秒からです。


 で、人間がカバーした場合、大抵は、人間の方がしっくりきます。何だかんだ云っても、コンピューターの歌唱は、人間には敵いません。それがボーカロイド技術の正直な現状です。ところが、OSTERさんの楽曲に限って云えば、人間がミク以上に歌っているテイクというのがほとんど見当たりません。これは、OSTERさんがミクの特性を考えて、ミクのために楽曲を制作しているという何よりの証拠ではないでしょうか。

 さて、OSTERさんが最も才能を発揮していると思うのは、その編曲に関してです。ボーカロイドは、それ自体が楽器の特性を持っていますので、伴奏はシンプルな方がしっくりきます。人間用のカラオケ伴奏では、クドすぎて歌が伴奏に埋没してしまうことが多く、極端な話、ドラム、ベース、サブメロディーの3つあれば十分なくらいです。
 ところがOSTERさんの伴奏は、かなりの音数を入れ込んでいるのにも関わらず、ミクの歌が埋没することはありません。そしてコーラスの付け方も巧みです。
 
 現在、彼女は、プロの音楽家として、キャラクターソングやゲームミュージックなどに作品を提供していらっしゃるようです。
 最後にフルコーラス版、MVを貼り付けさせていただいてお終いに致します。



2015年5月24日日曜日

松浦亜弥 「松クリスタル・至高のメドレー」

 ファンの皆様には、何を今更のテイクでしょうが、このブログのコンセプトが「動画に付けた手書きポップ」ですから、しっかり貼り付けさせていただきますねw。

 で、僕は以前、この動画に最高賛辞のコメントを寄せさせていただきました。我ながらよく書けていると思いますので、僭越ながら引用させていただきます。

「スーパーアイドルの最高到達点。ダンスの魅せ方、視線の運び方、ファンのあしらい方・・・。いかに歌えば可愛くなるか。いかに歌えば格好良くなるか。そして、本物のアイドルとは・・、本物のライブとは・・、その答えの全てがここにある。」

 ええっと、改めて読むと、ちょっと恥ずかしいですねww


 過去のヒット曲を組み合わせてメドレーにするというのは、よくある演出ですが、たいていは、イマイチです。これだったら、1曲でいいから最後までちゃんと歌って欲しいなって思うのがほとんどなんですが、このメドレーは別ですね。素晴らしいです。

  The美学(4位)、桃色片想い(1位)、100回のKISS(6位)、LOVE涙色(2位)、ドッキドキ!LOVEメール(10位)とCD売り上げベスト10以内のヒット曲を惜しげもなくつなげてしまったんですから。
 しかも、ただつなげただけじゃなくって、リフトを使った演出、振り付けも新しくしたり、曲順などの構成もよく考えられていると思います。

 YouTubeの視聴回数も、僕が見始めた時から群を抜いて多かったですね。今でこそ渡良瀬橋に抜かれてますが、それでも堂々の50万回越えです。
 動画の視聴回数って、要はリピート率なんですよね。回数が多いってことは、大勢の人が見たと云うよりは、ファンが何回もしつこく見ているってことなんだと思います。僕もこのテイク、いいな、いいなって思いながら何回もリピートしていました。

 僕がこのテイクで、好きな場面は、2つあります。 
 1つは、あややがアリーナの中央に立って、スポットライトを浴びているときに、カメラが思いっ切り引いて撮っている瞬間です。特に「ドキLove」の前奏のあたり、是非ともポスターにして欲しいです。
 もう1つは、やはり「ドキLove」を歌いながらファンの声援に応えながら花道をスキップしているところです。

 あややって、こんなに大勢の観衆の前に立っても、ちゃんと一人一人を見てますよね。人間って、ライブに限らず、人前に立ったときに、緊張したりすると視線が泳ぐんですよ。彼女、ファンが手を振ってきたときに、ちゃんと視線を合わせて振り返しているでしょ。いわゆるレスっていうやつなんでしょうけど、これを歌いながら、踊りながらやるんですよ。こういうところが、プロのアイドルといわれる所以だと思います。

記事を書きながら、久しぶりにリピートしちゃいました。

2015年5月23日土曜日

Kiroro「長い間」feat. 松浦亜弥&初音ミク&中森明菜

 1998年、Kiroroのメジャーデビュー・シングル「長い間」。デビュー曲でありながらオリコン1位、年間6位。何はともあれオリジナルからです。ただ、自分が持っていたイメージとは、若干異なるように感じました。喉を痛められたと聞いていましたので、もしかしたら痛められた後のテイクでしょうか。視聴回数600万回越えは、さすが御本家です。


 で、YouTubeで検索していてびっくりしたんですけど、プロ、アマ、ど素人からコンピューターまで、もの凄いカバーの数なんですよ。それだけ良い歌なんでしょう。あと歌いやすいこともあるんでしょうか。
 それにしても「長い間待たせてごめん。また急に仕事が入った。」なんて、ありふれた日常会話がこんなにも切なく聞こえるなんて。

 次は、松浦亜弥さんカバーです。ふくちゃんさんのアップしてくださった動画もあるんですが、歌に集中できなくなる可能性が高いので、今回はこちらを貼り付けさせていただきますw。歌詞の内容から云うと、16歳の女の子が歌うような曲ではないのですが、不思議と違和感がありません。


 続いて、初音ミクのカバーです。まあ、参加しなければ何事もはじまりませんから。MMDなんで、動画の出来の良さを褒めていただければ良いかと。


 どうですか、期待しないで聴けば、それなりの出来だと思いますが・・・・w

 最後に中森明菜さんに登場していただきましょう。視聴回数12万回。何だかんだ云っても、オーラというか、凄みが半端ないです。歌唱力を音域が広いとか声量が豊かだという尺度で測るのであるならば、歌が上手いということと、歌唱力があるということは、必ずしもイコールじゃない・・・というか、歌で人を感動させるのに歌唱力は必ずしも必要条件ではないのでは、とまで思いました。


 こういうテイクを聴かされると、初音ミクなんか、まだまだヒヨッコなんだって思い知らされますw。ミクは、現在ボーカロイドVer.3ですが、この歌唱に追いつくには、バージョンを幾つ重ねていけば良いのでしょうか。

 いかがでしたか、全てが極端でしょwww。それでいて、もはや別の曲になっちゃっている、というわけでもないんですよね。

2015年5月22日金曜日

5球スーパー

 昔、「初歩のラジオ」っていう月刊誌がありました。あと「ラジオの製作」なんてのもあって、それぞれ「初ラ」「ラ製」て呼ばれていて、僕ら理系小僧のバイブルでした。
 完全に信者となっていた僕は、学校からの帰り道、ゴミ置き場に古いテレビやステレオなどが捨てられているのを見つけると、急いで家からラジオペンチを持ってきて、抵抗やコンデンサーや真空管、あと名も知らない部品類を外して、段ボール箱に入れて宝物のように大切にしていました。

 中学生ですから、さすがに自分でラジオの設計図を引くことはできませんでしたが、雑誌に掲載されている設計図を基に宝箱から部品を調達し、ゴミ捨て場から調達できないトランジスターなどは、ジャンク屋さんで買って組み立てていました。

 そしてついに、「5球スーパー」っていう究極の真空管ラジオの製作に挑戦することになりました。ジャンク屋で中古の真空管を買ってきて、アルミシャーシを奮発して購入、夜中まで「はんだごて」を握って製作に没頭しました。
 ようやく完成し、では早速と、電源コードをコンセントに差し込んだ瞬間、バチッって感じでラジオから火花が出て、周りが真っ暗になりました。家のブレーカーのヒューズを飛ばしてしまった僕は、親父にひどく怒られました。
 その後、何回か飛ばしたので、ヒューズの交換は得意になりましたけど・・・。

 高校生になって、もう一度5球スーパーに挑戦しましたけど、その時も音は鳴りませんでした。恐らく家の壊れたステレオから転用したバリアブルコンデンサーのせいだと思います。ちゃんとお金を出して買えば良かったのかもしれません。でも、当時すでに真空管ラジオ用のバリコンなんて入手困難でしたし、何より100%買った部品だけで作っても、意味ないような気がしていたんですよね。この気持ち分かっていただけますでしょうか。

 ネットで検索すると、21世紀の今でも5球スーパーを製作している物好きな人がいて、6BE6、6BA6、6AR5なんていう真空管の写真を見ると胸が熱くなります。真空管って人間が作り出した最高の部品だと思います。電化製品の1パーツにすぎないのに、眺めているだけで、こんなにもワクワクさせてくれるんですから。

 最近、真空管式のステレオアンプが復活しています。音質がいいって云われていて、かなりの高額にもかかわらず結構人気のようです。実は、真空管式の方が音質がいいという科学的な根拠ってないんだそうです。でも、電源を入れて、仄かに光り始めるヒーターを眺めていると、それだけで素敵な音楽空間が演出されているわけで、それも音質の重要な要素って云うことなんでしょう。

 「5球スーパー」ですが、今では、部品も入手困難なので、作ろうとすると10万円近くかかるそうです。

2015年5月20日水曜日

「あなたに会えてよかった」小泉今日子feat.初音ミク

 今回登場していただくのは、中森明菜と同期デビューのアイドル「キョンキョン」こと小泉今日子さんです。
 彼女がデビューした1982年は、アイドルの大当たり年だったので、デビュー直後こそ、それほど目立ちませんでしたが、その後の活躍により、80年代の三大アイドルの一人に数えられるまでになりました。ちなみに三人とは、松田聖子、中森明菜そして小泉今日子だそうです。
 
 まあ、世の中の三大○○って云うのは、二つめまでは、皆さん納得なんですけど、三つめは、何でもアリなので、意見の分かれるところではありますw。とは云っても、正直こんなに息の長いタレントさんになるなんて思いませんでした。結果的に同期の中では、最も成功しているのではないでしょうか。

 コテコテのアイドルソングを歌うかと思えば、結構ちゃんとした良曲も歌ったり、女優さんとしてもかなり良い役をもらいますよね。「あまちゃん」でも、最高の役どころでしたし。
 まあ、僕の周りにも、キョンキョンのファンってそんなにいなかったように思いますが、でも彼女のことを嫌っている奴もいなかったように思います。そのへんが、長くタレントを続けている理由の一つなのかもしれません。

 さて、「あなたに会えてよかった」についてです。
小泉今日子さん自らが作詞、田村正和氏と小泉さんとの共演ドラマ、「パパとなっちゃん」の主題歌であり、自身唯一のミリオンヒット曲などなど。
 当時、小泉今日子さんは、25歳でしょうか。いいですか、「25歳で自ら作詞した曲が最大ヒット」ですよ。あなたに逢いたくてをリリースした時、松田聖子さんは30過ぎですよ。松浦さん、このへんのところ分かってくれているのかなあって、また思っちゃいましたよw。


 あれ?
 僕は、この30年余り、「キョンキョン」ってアイドルの中では、歌が上手い方だってずっと思っていたんですけど・・・・?
 まあ確かに、昔から、歌うときにイッパイイッパイな感じになるんですが、それって、歌うときの癖なのかなって思っていたんです。・・・本当にイッパイイッパイだったのかなあ。

 では、キョンキョンの視聴回数200万回越えの動画に果敢に挑戦いたします。初音ミクカバーです。オケは、市販のカラオケ音源ではないでしょうか。若干、可愛く歌わせすぎかなって思いますけど、機械ですから息継ぎしなくてもいいし、安心して聴いてられます。今回はチャンスかもwwww


 いかがでしたかwww

2015年5月19日火曜日

松浦亜弥  「花いちもんめ」

 洋服の青山のCMソングながらマニアックライブで歌い、封印すると云いながらアルバムに収録、さらにコットンクラブでも歌うなど、かなりお気に入りの曲のようです。

 もちろん、僕も大好きな曲の一つです。可愛くって、明るくって、ちょっと切なくって、何より日本語の表現が巧みですよね。「ひらりひらり 花びら舞い とめどない時のひとひらごと」とか。
 今って、(かなり前からなんだけど)やたら、英語を混ぜたりするでしょ。日本語だとしてもワザと巻き舌で英語っぽく歌ったりするし。だから、こんな当たり前の曲が貴重になるのって、本当は残念なことでもあるんですけど。

 作詞は、久保田洋司さんという方のようですが、他にも「今はレットイットビー」とか「真珠」とか「風に任せて」、「ダブルレインボウ」、「七回歌うといいことがある歌」などなど、名曲揃いですね。

 で、CM動画を探したんですが・・・ありました、こんな昔のCMが。YouTubeって本当に何でもあるんですね。ちなみに青山のCMキャラクターは、松浦亜弥→相武紗季→佐々木希→武井咲さんと続いているようです。


 参考にAOKIは上戸彩→剛力彩芽さんです。洋服屋さんだけあって、モデルさんとか女優さんが多いようですね。「あやや」のCM起用って正解だったんでしょうか。

 では、貼り付けさせていただきます。「マニアックライブⅣ」の2公演目からのにしました。1公演目と両方聴いて思ったんですけど、だいぶテンポが違いますよね。
 歌は、20秒からです。


 

2015年5月18日月曜日

松浦亜弥 「ティセラ」CM編

 聞くところによると、松浦亜弥さんは18歳の時、国税庁の長者番付10代の部で日本一になったそうです。日本で一番稼いだ未成年だったということですね。
 で、収入の大半は、おそらくCM関連だったと思います。ウィキペディアなんがで調べると、出ているCMの数が半端ないですから、まあ、旦那さんとの熱愛報道が出る前までは、CM女王として君臨していたんですから当然といえば当然ですね。

 さて、「あやや」のCMといえばシャンプーの「ティセラ」。資生堂ティセラは、いわゆる匂いの強いタイプのシャンプーで、過去何代にもわたってCMが作られ続けていたようです。松浦さんは最後の3年間、3種類のテイクがあります。

 1本目は2002年「桃色片想い」。当時シャンプー売り場で映像を流すと、男どもが群がったとか、CMの内容も、延々と「あやや」の歌、歌。これどう見てもCMというよりは、PVですよ。商品なんて最後の4秒しか出てこないんですからw。
 つまり、26秒間は、この子誰、誰?って云う感じで、「あやや」の画だけで、見ている人をひきつけようというわけです。なかなか確たる自信がなくてはこういうCMは作れないですよね。
「あやや」を全国の津々浦々まで知らしめた最強のCMであり、結果、「桃片」は最大ヒット曲になりました。


  2本目は、2003年「ね~え?」。1年でだいぶ、お姉ちゃんっぽくなりました。「あやや」は、ライブでは、あまり感じないのですが、バラエティーだと、もう少し自然に振る舞った方がいいのになって思うときがあるんですけど、CMでは、その位やり過ぎた方が丁度いいみたいですね。
 CMの作りは、オーソドックスな手法、安定感というか、安心感があります。


 3本目は、2004年「奇跡の香りダンス」。アイドル人気に若干陰りの見えてきた彼女が、この1本に賭けてる感が伝わってきます。途中アカペラを挟むなど、1作目と比べると作りも凝っています。というか、1作目があり得ないのですけどw
 で、この曲に「BOØWY」「氷室京介」のイメージを重ねる方が多いですね。恐らく、制作の段階から「BOØWY」風でいこうと決まっていたのでしょう。ただ、僕は、80年代当時「BOØWY」という凄いグループがあるということは知っていましたし、曲も少しは聴いてましたが、何故かそちらの方には、あまり関心が向かなかったものですから、申し訳ありませんが、どこがどういう風に「BOØWY」のパロディーなのかがよく分かりませんww

 
3曲とも、さすが、一流企業のCM、方針については、かなり戦略を練っているように思います。

 しかし、この後、若い女の子で髪の毛を染める子が増え、シャンプーは、ダメージケア系が主流になり、匂いのあるタイプは売れなくなっていくそうです。長年続いた「ティセラ」も「あやや」のアイドル人気の降下に合わせるように製造中止になってしまいます。
 翌、2005年には、AKB48が活動を開始。アイドルもまた、新しいタイプの時代が始まるのでした。


2015年5月13日水曜日

松浦亜弥 「トロピカ〜ル恋して〜る」

   「あやや」こと松浦亜弥さんの最もアイドルらしい楽曲。

  結構歌うのが大変らしく、体調の優れなかった、2003年後半のライブでは、口パクも採用されてたと聞いています。
 CMを大量投下した1作目と比べると売り上げは劣りますし、次作が名曲「LOVE涙色」ですから、間に挟まれて、ちょっと地味めですけど、楽曲自体は、超ハイテンションですよね。

 でも、歌詞の内容が、無茶苦茶というか、いったい、この主人公は何才という設定なんでしょうか。彼氏と二人で海外旅行するのって、どんなに進んでいても中・高校生のやることではないけれど、大学生にしては、考えてることがあまりにも幼稚ですよね。
 まあアイドルソングに論理的整合性は無用というお手本みたいな内容です。
 
 で、今回貼り付けさせていただくテイクは、2007年「ダブルレインボウ」からのテイクです。このライブ、生バンドが後半のみという不思議な構成で、声の調子は、次年の「AYA The Witch」の方が良いかもしれませんが、その2点を除けば、内容はかなり充実してると思います。
 松浦さんは、メイクも衣装も珍しく可愛らしいし、セットリストも聴かせる曲からアイドルソングまで盛りだくさんですよね。特に、アイドルソングをちゃんと歌っているライブは、これが最後ではないでしょうか。

  
  僕は、この曲のベストテイクは、前回も書いたとおり2002年のサマーライブだと思いますが、2番目は、このテイクだと思っています。バンドの格好良さ、大人の可愛らしさと余裕の歌唱、ヲタさんの完璧なコール、もう非の打ち所がありませんw。
 で、このテイクの前に、長ーいMCがあって、本人の絶好調宣言があります。それを受けてのこの歌ですから、会場が盛り上がるのは当然で、こういうところの煽り方の上手さなんて、さすがプロのエンターテイナーって思います。

 まあ、会場が一番盛り上がるのが、昔のアイドルソングを歌う時っていうのも、若干空しい気もしますけど、そんなのは、彼女のライブだけじゃないと思うし、皆で盛り上がる歌があるのが、どれほど幸せなことかって・・・、このへんのところ、分かってくれてるのかなあ。何度も云いますが、僕も何度も聴いているうちに、コールを覚えましたので、いつでもバッチリ合わせる自信があります。いつでもスタンバイOKなんですよ。


 おまけ。「あやや」が一番可愛く映ってる、PVも貼り付けさせていただきます。これも設定が滅茶苦茶っていうか、なんでテニスなんだろう。元テニス部だからって、まさかそれだけ・・・w。


2015年5月12日火曜日

松浦亜弥VSあやや 「オシャレ!」

 亜弥VSあややシリーズの第2弾は、「オシャレ!」 

 先手、あややさんです。

 ファーストアルバムの中では、一番に上げている方もいるほどの人気曲ですね。僕も大好きな曲です。僕的にベストテイクは、ファーストコンサートのテイクなんですが、この衣装って、「桃色片想い」に合わせてあるんでしょうが、「オシャレ!」にもピッタリだと思います。
 

 振り付けも可愛くきまっているし、歌うときの表情がいいんですよ。僕の死んだじいちゃんが昔、「歌は楽しく歌うもんだ。」ってよく口癖のように言っていたんですけど、このテイクを聴いていて不快になる人なんかいないと思うし、それでいて、時たま見せる、憂うような表情も最高じゃあないですか。

 後手、亜弥さんです。

 これも名ライブの評価の高い、「AYA The Witch」からのテイクです。生バンド伴奏の格好良さもさることながら、ステージさばきも余裕のパフォーマンスですよね。

 十代のライブでは聴くことのできなかった歌唱スタイル。一つだけ注文するとすれば、まだ22歳なんだから、こんなおばさんメイクじゃなくって、もっと可愛いカッコすればいいのにってことくらいでしょうかw。
 

 いかがでしたか、もう何回も言っていますけど、これだけ違っていて、尚且つどちらも素晴らしいという松浦亜弥さんならではの歌合わせでした。
 
 で、この詞に出てくる女の子って結構スレているというか、厭な子ですよねw。
   「笑顔が不自然 ほっといてほしいわ 自然と出るのよ 無難な愛想笑い 
    まじめに生きると 少し疲れも出る そんな空気出しておく方がかまわれにくいし」 ですよ。
                                                                                                                    
 「私のすごい方法」なんかもそうですが、こういう醒めた詞、暗いイメージが、大人になって歌っても似合うポイントなのかもしれません。また、こういう「陰」の雰囲気をあっさりと歌ってしまうところも、あややの面白いところではないでしょうか。

  しかし、松岡修造先生が聴いたら確実にお説教ものです。

2015年5月11日月曜日

松浦亜弥 「LOVE涙色」 feat.初音ミク

 当ブログは、松浦亜弥と初音ミクのブログですが、今まで、初音ミクによる松浦亜弥さんのカバーを紹介してこなかったのは、数が少ないってこともありますけど、ただ単に良いテイクが見つからなかったからです。

 そもそも、初音ミクにカバーさせるには、それなりの労力が必要ですので、好きでなくてはできません。良いカバー作品が生まれるためには、ミクのヲタクであり、尚且つ、あややのファンでもある人物が必要なんですが、どうやら、ミクとあややは、世代的にも嗜好的にもあまり重ならないようです。
 
 でも、せっかくですから、ちょっとだけ紹介させていただこうかと思います。

 伴奏を耳コピで作られたということで、かなりの努力賞です。静止画の選択もなかなか可愛くっていいと思いますが、肝心の歌の方は、松浦亜弥ファンの皆様にはどう聞こえますでしょうか。松浦さん本人のライブでさえ駄目出しをしてしまう、あやヲタさんたちですから,決して褒めていただけるとは思いませんけど・・・貴重なカバー作品なのでお手やわらかに・・・ですw。


 いかがでしたか、「LOVE涙色」を数え切れない程、聴き込んでいるファンにとっては、たとえ僅かな歌い間違いでも気になってしまいますよね。僕は、このテイクを聞いて、ミクのカバーを広く受け入れていただくのが、いかに難しいかということを改めて考えさせられました。
 

 ちゃんと歌えてそうなところも、何となく違和感があるんです。「・・別れたってことを、聞きたくなかったな・・」のところも、音は合っているはずなのに何か変ですよね。「あやや」ってどう歌っていたかなって聞き直したりしても、よく分からないんです。

 で、考えたんですけど、この歌って、かなり歌いづらいんじゃないかと。カラオケで歌ってみると分かるかもしれませんけど、音を外してないのに変ってことは、メロディーラインそのものが変ってことですよねww。コンピューターにやらせると、融通が利かない分、いろいろと分かることもあるんだなって考えた次第です。

 ニコニコ動画の方には、「笑顔」なんかもありましたけど、やはり数的には、かなり少ないですね。
 これは、ついに私の出番でしょうか、ってミクを購入する小遣いぐらいはありますけど、家族の理解は得られそうもないです。現状でもかなりピンチなものですから・・・w。

2015年5月10日日曜日

松浦亜弥VS初音ミク  「恋してごめんね」「Sweet Devil」

 僕のチャンネルに「初音ミクVS松浦亜弥 Vol.2 対決!アリーナライブ」っていうプレイリストがあります。で、作って1年になるんですけど、誰も使ってくれないんですよ・・・。
 でもこれ、結構自信作なんです。だいたいボーカロイドと人間のライブをジョイントさせようなんて考えること自体が凄いでしょww。しかも、ただ繋いだだけじゃなくって、選曲とか順番とか、2人のバランスをとりながら、一生懸命考えたんですから。

 で、宣伝のために、オープニングの2曲を貼り付けさせていただきます。「Sweet Devil」は、歌と動画の若干のズレはご容赦を・・



 「VS」っていうタイトルをつけましたが、僕は、この松浦亜弥の「松クリスタル」こそ初音ミクのライブの目標とするべきものと考えているんです。将来、初音ミクにも、こんなライブができるようになって欲しいなって思っているんです。そのためには、楽曲のクオリティーもそうですけど、ライブパフォーマンスのレベルを高めて、会場のヲタクのレベルだって高めなくてはなりません。

 初音ミクは、9月に武道館ライブを行います。ポール・マッカートニーと同じ舞台に立つわけです。松浦亜弥もやらなかった武道館単独ライブを開催するわけです。でも、ミクがあややを越えたわけでもないし、越えられる日が近いわけでもありません。
 
 ミクがあややに追いつく日。技術的にも資金的にも課題が多いことは、分かっています。そこまでやる必要があるのかと問われれば、ないと答えます。でもこういうロマンを追い求めていくことこそ、理系ヲタクの使命だと考えているんですよ。

    お時間がありましたらどうぞw




2015年5月9日土曜日

Perfume VS 初音ミク 「チョコレイト・ディスコ」 訂正版

 初めて「Perfume」を見たとき、ちょっとした衝撃でした。
 小さい子って自分の理解の範囲を超えた物に出会った時、じーっと見つめてるでしょ。ちょうど、ああいう感じだったんです。
 で、たまに歌番組なんか見ていて、パフュームが出てくると、じーっと見つめちゃうものだから、家族から、からかわれたりして。だから、最近は、パフュームが出てきてもワザと見ないようにしているんですw。

 で、まずは、ご本家からです。


 僕は、「Perfume」や「きゃりーぱみゅぱみゅ」が口パクであるのは、すでに立派な日本の文化になっていると思いますので、全然構わないんですけど、ここまであからさまに口パクだと、やっている方は逆にストレスがかかっているんじゃないかって、心配になってしまいます。だって、口を動かしたら声を出すって、人間の本能でしょ。
 まあ、「カラオケ」や「スシ」が世界に通用する言葉になったように、「クチパク」が世界に通用する日も近いと思いますよ。
 とはいっても、パフォーマンスは、さすがですね。やっぱり思わず見入ってしまいましたw。

 続けて、ミクたちの挑戦を貼り付けさせていただきます。


  可愛くできているでしょ。

 最近のは、もう少し動きも細かいんですが、不思議なもので、CGなども、あまり細かく描き込んだものより、これくらいのピコピコ感というか、リアル感の方が良いように思います。
 まあ、いくら初音ミクのファンの僕だって、こっちのパフォーマンスの方が良いなんて云うほど分別がなくなっているわけではありません。
 この歌って、本当にたくさんのヲタさんが、MMDでダンスカバーをさせてるんです。それだけ、本家のパフォーマンスが素晴らしいってことなんでしょう。

 ・・・・日本って、つくづく平和な国だと思います・・・・。

(お詫びと訂正)
初めに投稿させていただいた。記事に重大な誤りがありました。
MMDの動画の歌をボーカロイドが歌っているかのような言い方をしましたが、動画は、あくまでもダンスカバーであり、楽曲は、パフュームからの転用でした。誤りをお詫びし、訂正させていただきます。

ミクがカバーしている、パフュームの楽曲です。伴奏は打ち込みの自作、初音ミクに歌わせていますので、今度は間違いないと思います。



オリジナルです。




大丈夫だと思いますけど・・・。


2015年5月7日木曜日

初音ミク、ユーミンを歌う

 korouさんのコメントに刺激されまして、ユーミンと初音ミクについて、投稿させていただこうと思います。

 今回、貼り付けさせていただく動画は「sutenecomonako」氏のチャンネルから選ばせていただいたものです。以前、このチャンネルから玉置氏の「恋の予感」を貼り付けさせていただきましたが、あのテイクに優るテイクは、ご本家だけではないかと思うほどの出来の良さでした。
 氏のバーチャルバンド「南下洋海」と「初音ミク」の演奏は、かなりレベルの高いカバーだと思います。
 
 では、最初に貼り付けさせていただきますのは、「春よ、来い」でございます。中学の音楽や国語の教科書にも掲載されているんですね。正座して聴かせていただきますw。
 ミクのカバーの方は、ちょっと声を加工して、語りかけるような、独特の雰囲気を出しています。動画のセンスも素晴らしい。


 次は、ユーミンの出世作と云って良いと思います「あの日にかえりたい」でございます。それまでの日本の歌にない雰囲気をもつこれらの楽曲は、「ニューミュージック」と呼ばれ、当時の僕らを魅了しました。
 で、この曲って、たくさんのアーティストさんがカバーしているんですね。ミクも頑張っています。


 3曲目は、原田知世ちゃんのカバー「時をかける少女」です。これは、何と云っても、知世ちゃん可愛かったですw。僕は、薬師丸さんより知世ちゃんでした。今でも、相変わらず、可愛らしいですよね。
 ミクも、ビブラートを抑え気味で、知世ちゃんの素人っぽさをうまく表現できていると思います。


 それと、伴奏って大事ですよね。どんなに上手く歌っても、伴奏がイマイチだと台無しです。市販のカラオケ音源でも良いんですが、やっぱり、自作していただきたいです。ミクって、それ自体に楽器的要素もあるので、人間用の伴奏だと埋没しちゃうんですよね。音数を抑えた方がかえって歌が引き立つようにも思います。まあ、彼女は、どんな伴奏でも意に介さず歌ってしまいますけど・・w

 如何ですか、初音ミクは、ユーミンの世界観をうまく表現できていましたでしょうか。

2015年5月6日水曜日

松浦亜弥 「部屋とYシャツと私」

 突然ですが最初に、この世で一番猫耳が似合うタレント、「田中れいな」さんのカバーを貼り付けさせていただきます。


 この歌は、奥さんが旦那さんに捧げる歌だとばかり思っていましたが、飼い猫がご主人様に捧げる歌でもあったんですね。平松愛理さんのファンの方からは、あまり受け入れられないテイクかもしれませんが、これはこれで、なかなか、良いんじゃないかと思いますよ。この歌はもともとが、20歳そこそこの女の子が歌う歌ではありませんから、感動して涙する、ということにはなりませんが、可愛く歌えていて、彼女の良さが出ていると思います。

 では、松浦亜弥さんです。視聴回数100万回越のマニアックライブのテイクではなく、今回は、ワザとこちらを貼り付けさせていただきます。うまく説明できないんですが、歌う姿は、こっちの方が何となくイイと思うんですよ。バックバンドやアレンジの違いもあるけど、やっぱり歌は立って歌うべきではないかと・・・w
 
  歌は55秒からです。トークは、歌の歌詞に関する彼女の解釈のようです。解釈の仕方は、読んだ人の数だけある、ということがわかりますねw。


 「部屋とYシャツと私」は、平松愛理さんの最大ヒット作で、日本レコード大賞作詞賞を受賞しているそうです。
 それから、来歴を読んでいてびっくりしたんですが、平松さんもまたデビュー以来、松浦さんと同じ病気に悩まされ続けていたとのこと、皆さんはご存じでしたか。
 平松さんが、「部屋とYシャツと私」を再リリースして、歌手活動を再開し、自身の闘病に関する本を出版、講演活動を始めたのが2004年といいますから、松浦さんもこのことについて、知っていた可能性は否定できないと思います。
 もっとも、カバーの選曲がこのことと関係しているなんて、考えること自体がナンセンスだとも思いますので、これでお終いにするつもりなんですが・・・。

 で、田中れいなさんのカバーを聴いてみたら、そんなことどうでもイイだろって、猫に諭されたような気分になったものですから、今回、併せて紹介させていただいた、という次第なんですw。

2015年5月5日火曜日

初音ミク 「ネトゲ廃人シュプレヒコール」と天才ドラマー川口千里ちゃん

 コンピューターVS人間の第2弾。今回も、コンピューターと、それに刺激されてムキになっている人間の対決でございます。

 先手、コンピューターです。
「ネトゲ廃人シュプレヒコール」は、「さつきがてんこもり」さんの作品で、ネットゲームに没頭する人間をコミカルに表現した楽曲です。後に、この曲をモチーフにした小説も出版されたようで、典型的なボカロソングと云えます。
 せっかくですから、動画付きの楽しいテイクでお届けしますね。


後手、人間です。いわゆる、演奏してみた動画で、歌を含めて全て人間の演奏によるものです。

 ボーカル「のぶなが」さんは、韓国の女性の方のようで、ニコニコ動画にもたくさんの投稿をされているようです。お上手ですね。日本語の歌を歌う韓国の方は、大変発音が綺麗だと聞いたことがあります。
 ドラムの「川口千里」さんは、小学生の頃より天才ドラマーとして有名だった女の子で、この時、中学生だと思います。現在18歳で、プロのドラマーとして活躍しているようです。
 で、ベースの「H.J.Freaks」氏は、韓国の変態ベーシスト。ちゃんとしたプロのスタジオミュージシャンだそうですが・・・。

 全員、ニコニコ動画とか、YouTubeがなければ、こんなに広く知られることはなかったかもしれません。ネットって本当に大人の遊び場なんですね。
 松浦亜弥ファンの皆様には、一部、受け入れ難いシーンがございますので、視聴は、あくまでも自己責任でお願いします。演奏は、凄く面白いんですけど。


 で、川口千里さんなんですが、このまま変態オヤジのお付き合いだけでは、彼女の名誉にも関わりますので、少しフォローさせていただきます。
 彼女を一躍有名にしたネット動画です。小6か、中1ですね。視聴回数500万回越え、ドラムの演奏と同じく凄いのは、付いたイイねが18000個ww。


 最新の動画です。素敵なお嬢さんになっていますね。


   なんとキーボードって、初音ミクのライブでバンマスを務めた、「安部潤」じゃないですか!何という巡り合わせっていうか、世間は狭いですねww

 中学や高校の吹奏楽部とか、ガールズバンドなんかで、女の子がドラム叩いているのを聴くと、上手なんだけど、所詮男子には、敵わないなって感じだったんですが、女の子でこんなにパワフルな演奏ができるとは驚きました。
  で、何年か前に、テレビで彼女のことを取り上げたのを見たことがあって、微かに記憶にあったんですが、今回、ミクの動画を漁っていて、この子だったんだって、思い出したんです。一流のミュージシャンになっていたんですね。

2015年5月4日月曜日

松浦亜弥 「Summer Live 2002」

 アイドル「あやや」の絶頂期は、と聞かれたら(聞かれる事なんてないんですけどw)僕は、迷わず「2002年のサマーライブ」って答えます。
 この動画を始めて見たときの衝撃は忘れません。セットリストは、春に行われた「ファースト コンサート」とほとんど同じなんですけど、あややの歌は、ますます上手くなっているし、あやや自身も、さらに垢抜けて可愛くなっているし、何より元気で、テンション高くって、「アイドルサイボーグ」って云われたのも納得の出来の良さだったんですから。
 
 山梨県、富士急ハイランドコニファーフォレストで8月18日に昼夕2公演行われ、アップされているのは、夕公演。このライブは、全国4会場で開催され、このテイクがファイナルだったみたいです。

 で、動画は、ライブを丸ごと一本の78分ですから、編集機能のなくなった今、使いにくいことこの上ないんですけど、ベストテイクのオンパレードって状態なんです。

 ずーっと見ていると、だんだん夕方から夜になってきて、周りが暗くなるにつれ、完全にキャンプファイヤー状態になって、異常なテンションになっていくのが分かるんです。
 そんな中で、あやや自身もかなりテンションが上がっているみたいで、かなり大きな声を出していると思うんです。しかも、野外ライブなので凄く歌いづらいはずなのに、キッチリ歌いきっちゃうんですから、もうサイボーグとしか云いようがありません。

 で、78分も聞いていられない方のために、ベスト4曲を選んでみました。

【待ち合わせ】・・・10分0秒から
 衣装が「めっちゃホリデイ」のなんで、ちょっと違和感あるんですけど、ブランコに乗って歌うあややは、相変わらず最強です。ファーストコンサートより、声も安定しているので、こっちがベストテイク。
 
【桃色片想い】・・・20分5秒から
 お約束のピンクの衣装なんですが、夏なのでちょっと露出多め。でもいやらしさがないんですよね。キュートという言葉がぴったりのテイクです。


【ドッキドキ!Loveメール】・・・50分0秒から 
 会場も暗くなって、キャンプファイヤーモードに突入です。「ドキLove」は良いテイクが多いんですけど、やっぱりこれがベストテイク。完璧なステージングだと思います。「あやや」ってやっぱり凄いアイドルだったんだなって改めて思います。

【トロピカ~ル恋して~る】・・・1時間11分14秒から
 ステージ上を走り回って、小芝居を挟みながら、きっちり歌い切るんですから、あの華奢な体のどこにこんなパワーがあるのでしょうか。でも、最後の最後にちょっとだけ息切れするんですけど、そこがまた可愛いかったりしてw。僕は、この「トロ恋」が全アイドル動画中で一番好きなテイクなんです。何度も見ているうちに、コールも覚えちゃいました。バッチリ合わせる自信があります。もう、松浦さんは歌ってはくれないでしょうけどw。


 当時のライブレポートなどによると、観衆もかなりハイテンションだったようで、ライトなファンは、かなり戸惑ってしまったようです。まあ、動画を見ても、ずーっとジャンプしてますから、アイドルもヲタクも体力勝負、若くなくてはやってられませんねwww

2015年5月2日土曜日

初音ミク 「ロミオとシンデレラ」「歌に形はないけれど」

 初音ミクの記事でカバー曲が続きましたので、今回は、オリジナルでいきたいと思います。

 「doriko」さんが作詞作曲した「ロミオとシンデレラ」は「メルト」と並ぶ、初音ミク初期の名曲です。貼り付けさせていただいたテイクは、2010年のライブから。後のライブと比べるとミクのCGもだいぶクオリティが低い、というより、これは前年のライブのCGの使い回し?!
 でも、へんに凝ったCGよりも、シンプルな方がより本物の?ライブらしいし、何よりも大好きなThe39'sの伴奏なんですから、ベストテイクは、やはりこれでしょう。何度聞いても、田中晋吾氏のベースは格好いいです。


 僕なんかが、偉そうに言うのもなんですけど、なかなか良く出来た楽曲だと思います。歌詞も韻をふんでいて格好いいし、ちょっと意味深なところもあるので、当時は、この歌詞の深読みをするのが流行ったようです。「doriko」さんは、作詞と作曲の両方にバランス良く才能を持った方だと思います。
 
 「doriko」さんの作品をもう1つ、素敵なバラード「歌に形はないけれど」です。作られた順番としては、こちらの方が先になるようですね。「・・・僕が泣いてしまったときに、君がそうだったように・・・」なんて、実体験でもない限り、なかなか書ける詞ではないと思いますw。


 ボカロPからプロの音楽家になられた方は少なくありません。そして、音楽の世界は、人間の曲を作ってこそ一人前?ですから、彼らがボカロの世界から離れていくのは、致し方ないこと。問題は、彼らに続く人材が、最近は、なかなか出てこないところにあります。
 反対に、プロの音楽家、アーティストさんに初音ミクの楽曲を提供してもらってもいいんですが、なかなかそういう雰囲気にもなっていないようですね。これに関しては、ミクさんが一人前?の歌手として、一刻も早く世間に認めてもらうしかないんですが・・・。

2015年5月1日金曜日

松浦亜弥  「ひこうき雲」

 「ひこうき雲」は云わずと知れた荒井由実さん作詞曲の昭和の名曲です。1973年リリースといいますから、ユーミンが18・9歳の時になりますが、作られたのは、もっと早くて、彼女が15歳の頃といわれています。

 ウィキペディアによると「ひこうき雲」は、雪村いづみのために書き下ろされた曲で、レコーディングしたものの諸般の事情で発売されず、荒井自身の歌唱によって世に出たとありました。 まあ、40年以上も前のことですから、何があってもおかしくないのですが、さすがにこれには驚きました。当時、わずか15歳の荒井由実が倍以上年の離れた大歌手に楽曲を書き下ろすなんていうことが実際あったのでしょうか。雪村さんの音源がアップされていますので、信じないわけにはいきませんけど・・・。

 そして、雪村いづみの名を聞いたとき、僕は、雪村いづみと松浦亜弥を繋ぐ一本の糸を思い出しました。デビューしたばかりのあややを可愛がってくれた長良じゅん氏です。氏は、若い頃、雪村いづみのマネージャーを務め、あややを若い頃の雪村いづみに似ているともコメントしています。
 だとすると、僕は、松浦亜弥がひこうき雲を歌ったのを、単なる偶然とするにはいかないような気がするのです。

 最初に貼り付けさせていただくのは、伝説というよりは、最近は定番になっている「SECRET LIVE in FACTORY STAGE」、いわゆる「15歳のひこうき雲」です。このテイクについては、さまざまなコメントが寄せられていますので、最も評価の高いコメントの一部を引用させていただきます。

 「実力派を目当てで集まったロックファンの前でのシークレットアクト。「誰が出てきたの?」と様子をうかがってた客も松浦亜弥と分かった瞬間色めき立つ。近くで見ようとする人、手を振る人、ミーハー気分のファンVSはぁ!?アイドル?と迷惑がる人、15の小娘が場違いだろ?と観客が動き騒ぎ立てる。騒然の中、松浦の歌を聴くうちに客席が静かになり、15歳のアイドルの歌声に皆が耳を傾け、聞き入っていく・・・。」


 松任谷由実さんといえば、「作詞をしたい」と言った松浦さんに対して、「歌手に専念した方が良い」とアドバイスしたというエピソードが有名ですね。作れる才能があればとっくの昔に作っていると。つまり、作家は、子どもの時から作文が上手だから、夏休みの読書感想文の宿題で困ったりしない、ってことでしょうかw。「あやや」も小っちゃい頃から近所でも有名な、「お歌の上手なお嬢ちゃん」だったことでしょうww

 まあ、松任谷由実さんもそこまで云うのなら、あややに楽曲の1つも提供してあげれば格好良かったんですけど。

 で、こんなMVがあったんですね。「18歳のひこうき雲」です。


 他にも、21歳のテイクとか27歳のテイクとかもありますが、順番に並べて聴き比べ、なんてのも松浦亜弥さんならではの楽しみ方だと思います。
 最後は、このテイクでお終いにします。歌も上手いし、美人だし、僕的には、ベストテイク賞は、これで決まりだと思います。