2015年5月18日月曜日

松浦亜弥 「ティセラ」CM編

 聞くところによると、松浦亜弥さんは18歳の時、国税庁の長者番付10代の部で日本一になったそうです。日本で一番稼いだ未成年だったということですね。
 で、収入の大半は、おそらくCM関連だったと思います。ウィキペディアなんがで調べると、出ているCMの数が半端ないですから、まあ、旦那さんとの熱愛報道が出る前までは、CM女王として君臨していたんですから当然といえば当然ですね。

 さて、「あやや」のCMといえばシャンプーの「ティセラ」。資生堂ティセラは、いわゆる匂いの強いタイプのシャンプーで、過去何代にもわたってCMが作られ続けていたようです。松浦さんは最後の3年間、3種類のテイクがあります。

 1本目は2002年「桃色片想い」。当時シャンプー売り場で映像を流すと、男どもが群がったとか、CMの内容も、延々と「あやや」の歌、歌。これどう見てもCMというよりは、PVですよ。商品なんて最後の4秒しか出てこないんですからw。
 つまり、26秒間は、この子誰、誰?って云う感じで、「あやや」の画だけで、見ている人をひきつけようというわけです。なかなか確たる自信がなくてはこういうCMは作れないですよね。
「あやや」を全国の津々浦々まで知らしめた最強のCMであり、結果、「桃片」は最大ヒット曲になりました。


  2本目は、2003年「ね~え?」。1年でだいぶ、お姉ちゃんっぽくなりました。「あやや」は、ライブでは、あまり感じないのですが、バラエティーだと、もう少し自然に振る舞った方がいいのになって思うときがあるんですけど、CMでは、その位やり過ぎた方が丁度いいみたいですね。
 CMの作りは、オーソドックスな手法、安定感というか、安心感があります。


 3本目は、2004年「奇跡の香りダンス」。アイドル人気に若干陰りの見えてきた彼女が、この1本に賭けてる感が伝わってきます。途中アカペラを挟むなど、1作目と比べると作りも凝っています。というか、1作目があり得ないのですけどw
 で、この曲に「BOØWY」「氷室京介」のイメージを重ねる方が多いですね。恐らく、制作の段階から「BOØWY」風でいこうと決まっていたのでしょう。ただ、僕は、80年代当時「BOØWY」という凄いグループがあるということは知っていましたし、曲も少しは聴いてましたが、何故かそちらの方には、あまり関心が向かなかったものですから、申し訳ありませんが、どこがどういう風に「BOØWY」のパロディーなのかがよく分かりませんww

 
3曲とも、さすが、一流企業のCM、方針については、かなり戦略を練っているように思います。

 しかし、この後、若い女の子で髪の毛を染める子が増え、シャンプーは、ダメージケア系が主流になり、匂いのあるタイプは売れなくなっていくそうです。長年続いた「ティセラ」も「あやや」のアイドル人気の降下に合わせるように製造中止になってしまいます。
 翌、2005年には、AKB48が活動を開始。アイドルもまた、新しいタイプの時代が始まるのでした。


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