2015年8月30日日曜日

松浦亜弥 「YOKOHAMA SING A SONG」

 松浦亜弥さんのファンに成り立ての頃、この曲と「横浜ロンド」がごちゃ混ぜになっていました。地味なシングル「草原の人」のカップリング曲と、地味なアルバム「Click You Link Me」の収録曲ということで、馴染みもありませんでしたからね。
 で、「横浜ロンド」は、すぐに僕のお気に入りの1曲になりましたけど、「YOKOHAMA SING A SONG」は、その後も、何となく捉えようのないままだったんです。

 「YOKOHAMA SING A SONG」は、ミュージカル「草原の人」の劇中歌とされてますけど、その劇中歌が、シングル「草原の人」のカップリングとして発表されているということからして不思議です。「草原の人」のリリースが企画された段階で、ミュージカル化も同時に進行していたと云うことなんでしょうか。
 そもそも僕は、「YOKOHAMA SING A SONG」を、16才のアイドルに歌わせるという意図が、理解できませんでした。ミュージカルのストーリーの流れでこういう曲が必要とされていたのなら分かりますが、独立した楽曲として考えると、あまりにも不自然です。やっぱり「YOKOHAMA SING A SONG」は、ミュージカルのために制作された楽曲なんでしょう。

 ということで、まずは、2002年、あやや16歳、ミュージカル「草原の人」からのテイクです。


 やはり、「お前、何歳だよ。」と突っ込みたくなりますよね。もっとも、観客の大部分は、ミュージカルよりも、その後に行われるミニライブがお目当てだったようですけどw。

 続いては、2012年マニアックライブⅣからのテイクを貼り付けさせていただきます。このテイクで重要なのは、歌った後のMCの部分ですよね。ミュージカルについて、松浦亜弥さんが語っています。MCは4分17秒からです。
 

 最後に若干フォローを入れましたけど、相変わらずのネガティブ発言ですね。こういう発言は、部分的に活字にされたりしたら、誤解の元になりますから、気をつけた方が良いんですけど、ファンクラブイベントだという安心感が云わせるのでしょう。
 発言の内容だけを聞いていると、練習嫌いの天才肌ということなんでしょうけど、反抗期の入った天邪鬼と云えなくもありません。本番の後は誰でも褒めるものです。舞台監督さんの心中お察し致しますw

 この曲が、ライブで歌われたのは、2006 秋「進化ノ季節…」、大人の雰囲気を前面に出した演出においてでした。この時期、松浦亜弥さんは、ストリングスを入れたり、ブラスを入れたり、ちょっとエッチぽくしてみたりと、いろいろ試行錯誤していたように思いますが、「YOKOHAMA SING A SONG」を歌うには、この演出が一番合っているんでしょうね。
 では、3つめは2006年のテイクです。


 当時のコメント欄に、アイドルのライブはカラオケで十分みたいな発言もありました。ブラスの方たちは、結構有名なミュージシャンだそうですけど、この時期のアヤヲタさんたちは、「あやや」を観にくるのであって、バンドを見にきてたわけでは、ありませんからね。

 今回は、年齢の異なる3つのテイクを、貼り付けさせていただきました。大抵こういう場合、僕は、アイドル時代のテイクが一番の好みになるんですが、確かに背伸びをしているところも可愛いし、頑張ってもいますけど、「可愛い」と「似合っている」は、やっぱり別ですからね。

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