2015年10月31日土曜日

「私と私と私」松浦亜弥

 「私と私と私」は、松浦亜弥さんの3枚目のアルバムの収録曲です。で、それをうけて行われた2004年春のコンサートツアーのタイトルが、「私と私とあなた」でした。ところが、DVD収録のライブでは、この曲を歌っていません。別の公演では、歌った時もあったようですけど、当時のコメント欄を見ると、この曲がセットリストに入ってないことへの不満を表した書き込みがありました。まあ、「私と私とあなた」って云うライブツアーだったら、「私と私と私」を歌うって、フツウ思いますよね。

 しかも、その後のライブでもセットリストに入ることはなくって、マニアックライブⅣのテイクが、YouTubeにある唯一のテイクのようです。

 歌詞の内容は、アルバムリリース時、17才の女の子の内容なんですが、曲調は、随分おしゃれな感じです。この曲を17才の「あやや」がどんな風にライブで歌ったのか、是非とも聴きたかったところです。
 もっとも、詩の内容については、「女子高生の主張」とか「夕暮れ」と、似たり寄ったりですから、つんく♂氏がこの年代の女の子に関して持っているイメージというのが、こう云うものなんでしょうね
 

 マニアックライブⅣは、2001年から、年ごとに歌を披露するという演出のようです。デビュー時代のふり返りでは、さすがにコテコテのアイドル曲は、歌いたくなかったようで、主にカップリング曲などを披露しています。でも、そのおかげで、「遠距離の恋愛」など貴重なテイクを聴くことができました。
 このライブのリラックスした歌唱と、アイドル時代のカップリング曲とかアルバム収録曲が、上手い具合にかみ合っているんですよね。「待ち合わせ」「笑顔に涙」「夕暮れ」「遠距離の恋愛」「私と私と私」あと「ダイアリー」もそうでしょうか、どのテイクも良い感じで、好きなんです。

 
 ということで、マニアックライブⅣから「待ち合わせ」を貼り付けさせてお終いにいたします。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

ファンの間では、マニアックライブではこの4と5の評価がどうも1ランク下るイメージのようですが、私はこの4は捨てがたいと思っています。彼女が行った全てのライブの中で、一番力が抜けたライブといえるでしょうが、それなのに心の琴線に触れるような歌声はさすがというか、びっくりするほどです。
しかも初期の頃の曲でもそうなのですから。旧曲に新たな伊吹を吹きこんでいるように感じます。
コテコテのアイドル曲は別にしても、カップリング曲・アルバム曲などの大人になっても歌える系の曲を歌ったことは、vol.4では特筆されますね。
それらのいずれも、この時の彼女の歌は名曲に聴こえます。
私が直に聞いた初期曲は、待ち合わせくらいしかありませんので、いつかまた聴く機会があれば良いとおもっています。

さんのコメント...

マニアックライブⅡが高評価なのは、一致したところだと思いますが、
僕は、その次にこのⅣを評価したいんです。
記事に書いた、初期のカップリング曲の他にも、
「横浜ロンド」とか「ふたり大阪」そして「ダブルレインボウ」だって好きなんですよ。
特に「ダブルレインボウ」は、全盛期のガンガン熱唱して迫ってくるようなテイクより、
このくらいが僕には丁度良いですww