2015年11月3日火曜日

「ダブルレインボウ」 松浦亜弥

  一言で云えば、必要以上に仰々しい曲だと思います。壮大なアレンジの楽曲ですが、要は、売れない絵描きと、しがないミュージシャンが出てくるだけのことです。
 あと、歌詞の内容から考えると、この曲のタイトルをダブルレインボウと名付けた意図がイマイチ分かりません。
 それとアルバムジャケットの写真。どうにかなりませんでしたかね、っていう感想は、当時のファンも同じだったようですが、ご本人は、かなりのお気に入りだったとのこと。やはり彼女の美的感覚は、庶民には、理解し難いようです。

 ダブルレインボウは、二重の虹が現れる現象で、最近は、皆さんスマホをお持ちで、見つけるとバンバン写真撮ってアップしますんで、ネットで検索すれば、わんさかと出てきます。で、なるほどって思ったんでけど、外側の副虹って、色の順番が逆になっているんですね。

 問題の、レコードジャケットですw。


  亜弥さんの後ろに、虹がうっすら見えますけど、これはダブルレインボウじゃないですよね?

 散々こき下ろしておいて、こんなこと云うのもなんですけど、こういう壮大っぽい曲って、松浦亜弥さんの持ち歌には、意外と有りそうで無いんで、貴重な楽曲ではあります。
   
 というわけで、貼り付けさせていただくのは、2007年秋のコンサートツアー「ダブルレインボウ」からのテイクです。


 アンコールの1曲目ですよね。この1曲前の「めっちゃホリデー」で完璧にコールを合わせてくれた亜弥オタさんたちを黙らせての、この歌唱。歌った後の、拍手喝采が印象的です。しつこいようですけど、「めっちゃホリデー」→「ダブルレインボウ」ってセットリストですよ。こんなライブができる歌手って、後にも先にも松浦亜弥さんしかいませんですよ。こんなに声が出れば、歌ってても気持ち良いでしょうね。
 あと、ビジュアル的にもバッチリですよ。今度、CDを再販する時は、この映像をジャケットに使って欲しいです。あと、背中に羽根が出てきますけど、これって、初音ミクのライブでも良く使う演出なんですよww

 もし、時間が戻って、松浦亜弥さんのライブに、1つだけ参戦できるとしたら、この「ダブルレインボウ」がイイです。コテコテのアイドルソングから、こんな仰々しい曲まで、分け隔て無く披露してくれた、唯一のライブなんですから。・・・あっ、やっぱりファーストコン・・

 もう1つ、マニアックライブⅣからのテイクです。

 歌詞の内容は、前半は静かに過去を振り返っているかのようですが、後半部分は、明日への力強い希望を歌っているように思えます。たして2で割れば、このくらいの歌い方の方が合っているように思います。


 で、今頃気づいたんですけど。このテイクって、最後のサビのところ以外は、ずっとピアノだけの伴奏だったんですね。ますます、気に入ってしまいました。

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

ダブルレインボーは気合を入れないと歌えないとか言っていますし、確かに難しい曲ですね。彼女は堂々と歌いこなしますが、素人目にも並大抵な曲ではないと感じます。
だからこそこういう曲をもっと極めてほしいのですが、道半ばと思いたいところです。
マニアックライブの4は一連の中でも伴奏がいたってシンプルですね。それだけに彼女の歌声が協調され研ぎ澄まされているように感じます。
私が参加した5ではドラムが入っていたので、私がイメージしていたマニアックライブとは少し違った感じを受けました。
ちなみに私は、オリジナルアルバムではダントツにこのアルバムが好きです。
ちょっとまだ荒削りながらアーティストアルバムとして十分聴き応えがあります。曲順もストーリー性がありますし。

さんのコメント...

僕も「ダブルレインボウ」は、ジャケットの写真以外は、良くできていると思います。
アイドル時代の3部作から3年ぶりのオリジナルアルバムで、
大人になった松浦さんにとっても大切なアルバムだったと思います。
この作品が、リアルタイムで評価されていれば、今とは、全く違う展開になっていたかもしれませんね。

マニアックライブⅣのテイクは、
前半の抑え気味というか、語りかけるような歌い方から、
間奏、Cメロをへて、パーカスが入って一気にサビを盛り上げていくところが、好きなんですよ。
全ては、最後のサビのためにあったんだって感じがします。

同じことを何回も云ってしまいますが、
声量豊かな歌手って他にもたくさんいますけど、
みなさん、私、歌上手いのよって感じで、最初から、同じ調子で、ガンガンとばしている人が多いでしょ。

昔、音楽の授業で p とか mf とか習いましたけど、
何でポップスを歌う時って、みなさん f しかないんでしょうかねw

Unknown さんのコメント...

私もダブルレインボウには思い入れがあります。
たまたま聴いていたラジオからこの曲が流れてきた時、あのあややがこの唄を歌っているのかと驚き、その後直ぐにアルバムを手にしました。
でもあのジャケット。
かつて私もブログの中で取り上げましたが、皆さんほぼ同意見なんですね。
その時は思い余って「トータルコーディネーターの採用を」とまで書こうとしました。
そうですよね、どう考えてもこういった映像を採用すべきでしょう。
亜弥ちゃんの性格とセンスは大阪のおばちゃんのそれですからねェ。って怒られそうww。

さんのコメント...

ラジオで聴いて、アルバム購入とは凄いですね。
でも、僕も、それだけの魅力のある歌手だとは、思います。
新しくファンになった人たちも、誰かに勧められたのでなく、
何らかのきっかけで出会い、自ら虜になってしまったのですから。

あと、ライブの衣装やヘアースタイルについては、
コンサートツアー「ダブルレインボウ」は、なかなか良いと思いますが、
他のは「うーん」というのが多いですよねw

アルバムジャケットなんて、
専門のスタッフとかもいて、皆で検討しているだろうに不思議です。

無理に本人の写真を使うこともないと思いますけど、
そういうところは、何時までもアイドル路線で、
本人の写真を使っておけば、
ファンは何でも喜んで買うだろうって考えていたんでしょうか。