2016年1月20日水曜日

松浦亜弥コンサートツアー2004秋 「松 クリスタル」 前編

 おかげさまで200本目の投稿記事になります。今回は、僕が松浦亜弥さんのファンになるきっかけとなった、「松クリスタル」についてです。

 「松 クリスタル」は、松浦亜弥さんの2004年秋のコンサートツアーで、9月18日にハーモニーホール座間からスタートしました。大都市中心だった前回とは打って変わって、地方のホールを中心にまわっていたようです。このツアーでは、1会場での2日間公演というのは、あまり無くって、22日で19会場をまわり、11月30日の佐賀市文化会館 がファイナルとありました。21日茨城、23日浜松、25日大分、28日宮崎、30日佐賀と、かなりの強行軍に思えますが、それだけ体調が戻ってきたと云うことなんでしょうか。
 その中で、9月25日と26日に国立代々木競技場第一体育館で3公演行われたのが、DVDになっている「代々木スペシャル」と呼ばれている公演になります。

 つまり、「代々木スペシャル」は、ツアーの最初の段階で開催されたことになります。その後、全国を回っていったのですが、普通、大箱って、ファイナルにもってくるものですよね。9月に代々木でアリーナライブを行うことは、春のコンサート中から決まっていて、松浦さんも「来てねー」とか云ってます。東京で開催された代々木スペシャルと、その後に地方都市で開かれたコンサートツアーのスケジュールがどういう経緯で決められていったのか、興味のあるところです。
 
 オープニングは、「 YOUR SONG ~青春宣誓~」。ミディアムテンポの聴かせる歌系での始まりは、初めてだと思います。新しい松浦亜弥を予感させるオープニングですね。白い衣装も素敵です。


 姫路から来ていた彼女の母親は、観衆で埋まったアリーナやスタンドを見て、感極まり涙を流したといわれています。このエピソードからも、彼女と彼女の周辺がこのライブにかけていた想いを窺い知ることができます。

 この時の代々木第一体育館のキャパは、花道やサブステージが設置されている部分を除くと、1万人くらいだろうと云うことですから、3公演でのべ3万人っていうことになります。まあ、3万人が参戦したというよりは、1万人が3回参戦したと言った方が実情に近いかも知れません。観衆は、ハロプロファンであっても、必ずしも「あやや」が一推しのファンばかりではなかったようですし、スタンド席には、若干空席があったともいわれています。とは云っても、この時期の「あやや」が1万人近く集めるというのは、大変なことだったと思います。

 2曲目は「恋してごめんね」です。事実上のオープニング曲って感じですが、ホントに楽しそうです。僕もアリーナ席に混ぜて欲しいです。みんなと一緒にサイリューム振りたかったです。


 前回に続いてのゲスト無し、ダンサーさんが4人いるだけの、ソロコンサート。バックバンドなしのカラオケコンサート。アイドル歴4年目で、多少慣れているとは云え、たった1人で1万人を相手にこれだけのパフォーマンスをするというのは、並大抵のハートではできません。僕は、一万人の前に一人で立ったことなど無いんで想像もつかないんですが、もの凄い人間圧だと思います。特に「あやや」は、ファンに支えられているのではなく、ファンを引っ張っていくタイプのタレントですから、尚更その凄さがわかります。

 と、思えば、こんなバラードだって歌っちゃうんですよ。


 この守備範囲の広さが「あやや」ですよね。感情込めまくって歌っていますけど、あまり嫌味になってません。この頃が「THE LAST NIGHT」が一番似合っていたときだと思います。
 曲のラストにある沈黙の14秒ですが、ヘッドフォンで聴くとバックで無神経な声援が飛んでます。これについては、「あやオタ」を自称するファンは、かなりのご立腹だったようです。まあ、1万人もいれば色々なスタンスのファンが集まってきますから、仕方の無いことではあります。
 沈黙の時間は、公演をやる度に長くなっていったようですが、さすがに14秒は、長すぎるようにも思います。見ているこっちが心配になりますからw

 と、思えば、今度はこれです。


 良く体が動きますね。これまた、見ているこっちが心配になってしまいます。コミカルソングって云うんでしょうか、此の手の曲で演じることと歌うことを両立させるのって、凄く大変なことだと思います。普通は、歌うだけで精一杯なんで、演じきれないと思います。この曲をカバーしているほとんど全ての後輩たちがそうです。唯一「嗣永桃子(ももち)」だけは、歌を多少犠牲にしてでも、演じることに集中するタイプのようですがw

 と、思えば、今度は、これです。


 素晴らしいですね。YouTubeでも視聴回数125万回越えです。動画にもたくさんの絶賛コメントが寄せられています。僕も数え切れないくらいリピートしました。この曲のリリースは、10月20日ということですので、このライブでは、リリース前のご披露ということになります。でも、僕は、この後のどのテイクより、この代々木のテイクが好きなんです。他のテイクだと、可愛く歌おうっていう姿勢が透けて見えてしまうんです。代々木のテイクが、一番素直で、一番心に響きます。歌詞の内容から云うと、過ぎ去った恋の物語ですから18才には、ちょっと早い筈ですが、「あやや」自身がお前何才だよって感じですから、このくらいの雰囲気がピッタリに思います。
 そして、何よりも凄いのは、この曲が「Yeah!めっちゃホリディ」→「トロピカ~ル恋して~る」→「渡良瀬橋」という流れの中で歌われていることです。この直交するベクトルともいえる2曲を、同一の歌手が同一のライブの中で歌うということ。それを可能にする松浦亜弥の希有な才能。たった1本の動画で聴く者を魅了してしまう、松浦亜弥というタレント。

 僕は、その世間が忘れ去ろうとしている才能を、もう一度この世に知らしめるために、動画にコメントを寄せ、このブログを開設したのでした。
 この動画に出会わなければ、松浦亜弥の魅力に気づくことも無く、アイドルに関心を持つことが無ければ、初音ミクに出会うことも無く、こんなブログを開設することも無かったわけです。


 あれもこれもっていう感じで1つ1つ紹介していったらキリが無いですね。でも、どれもカットできなくて、だいぶ長くなってしまいました。今回は、前編ということで、ここまでにしておきます。

2 件のコメント:

Dragon さんのコメント...

200本達成おめでとうございます。今回が約2600字ですからこの200倍だと52万字。小説の区部は6万字以上が長編だそうですから、なんと長編小説8本分でっせ!
大 sansan さんの偉業に敬服すると同時に、そこまで駆り立てるだけの魅力がたしかにあるなって動画を見てあらためて思いますね。
後編お待ちしてます!

さんのコメント...

そんなに字数があったとは思いませんでした。
結構、引用が多いんでww
せいぜい1,000字以内かと・・・。
ワープロだとだらだら、書いてしまうみたいです。

ペース配分など考えないで、テンション任せに突っ走ろうって決め、
読んでくださる方がいらっしゃるというのを何よりの励みとして、ここまできました
これからも、よろしくお願いします。