2016年1月7日木曜日

「信長の野望」と「真田太平記」 ~大河ドラマ「真田丸」によせて~

 子どもの頃と違って、大河ドラマを毎週欠かさず見ることも無くなってしまいました。でも、何年かに1回は、見ているんですよ。最近見たのは、「平清盛」です。仏像が盛んに作られた時代を扱ってくれたってこともありますけど、リアルな描写にこだわって、「わかる奴だけついて来い」みたいな作り方が最高でしたね。だいたい、院政期なんて、マニアック過ぎるでしょ。歴史の教科書だって、藤原道長の次は、いきなり平清盛と後白河法皇ですし。そんな隙間のマイナーな時代を、ほとんど解説も無しに話を進めちゃったんですからw
 結局、視聴率が悪くって、視聴者に媚び始めて、頼朝が出てきてからは普通のドラマになっちゃって、つまんなくなりました。

 で、今年は、真田信繁だそうです。幸村としないところが、気に入りました。視聴者に媚びを売らないぞって感じですが、脚本が三谷幸喜ですし、ちょっと楽しみではあります。

 そして、そのドラマで使用するCGをコーエーテクモゲームスが手掛けるというのです。「光栄」といえば、「信長の野望」の「シブサワ・コウ」じゃないですか。とっても懐かしくなって、この記事を投稿した次第です。

 「信長の野望」は、戦国シュミレーションゲームの偉大なヒット作です。僕も持ってましたよ。もちろん第1作目です。確か、当時のパソコンは、初ボーナスで買ったPC8001mkⅡか、中古で買ったPC8801mkⅡですから、プログラムには、BASICを使っていたはずです。

 僕は、BASICには、多少の知識もあって、簡単なプログラムは、自分で組んでいましたんで、ゲームとかを買っても、勝手にプログラムを書き換えたりして遊んでました。だから常に、これくらいなら自分でも作れるかも、って云う思いがあったんですけど、「信長の野望」は、ちょっと手が出なかったですね。僕が、初めてプロのプログラマーの力を見せつけられた作品でもありますw

 といっても、初期のパソコンゲームですから、音楽など無くってビープ音のみ、もちろんグラフィックも描かれないゲームでした。中部地方を6角形のヘクスマップで表している、今から考えると信じられないような単純なゲームですけど、想像力を駆使して楽しんでました。
 コンピュータの戦略も極めて単純なので、パターンを覚えてしまうと、あっけなく勝っちゃうんですよね。でも、いつまでもやっちゃうんです。流行の言葉で言うと、「ルーティーン」て云うんでしょうか。単純作業の繰り返しって、中毒性がありますでしょww

 でも、戦国シュミレーションゲームとしてのアイデアは、さすがでしたよ。今は、どんどんCGもリアルに、シナリオも複雑になっていますけど、基本的なコンセプトは、この時のままなんでしょうから。
 その後、信長の野望シリーズは、何作もって云うか、今も発表され続けてますけど、僕は、しばらくして、パソコン自体に飽きてしまったんで、結局、遊んだのは、1作目だけでした。

 で、真田もので思い出したんですけど、NHKって、1985年に「真田太平記」を放送してたんですよ。大河ドラマじゃないのにも関わらず、かなり気合いの入った時代劇シリーズで、1年間放送していたと思います。NHKも景気が良かったんですね。僕、大好きで、毎週欠かさず見てました。
 
 で、その時、「真田幸村」を演じた「草刈正雄」が、今度は、父親役の「真田昌幸」を演じるというのが、時の流れを感じさせますね。ちょっとだけ、物語のキーパーソンを比べてみましょう。
                                                       
                            時代劇「真田太平記」        大河ドラマ「真田丸」
   原作または脚本     池波正太郎      →          三谷幸喜
   真田信繁(幸村)      草刈正雄         →        堺 雅人
   父 真田昌幸          丹波哲郎         →        草刈正雄
   兄 真田信之          渡瀬恒彦         →        大泉 洋
   (猿飛)佐助            中村橋之助     →         藤井 隆
   豊臣 秀吉              長門裕之         →          小日向文世

                                      どっちが大河ドラマか、分からないですねw

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