2016年2月14日日曜日

松浦亜弥「渡良瀬橋」のPVを鑑賞する

 僕にとっての「渡良瀬橋」のベストテイクは、代々木のテイクですから、ファンに成り立ての頃を除くとPVを見ることなど無かったのですが、久しぶりに何となく再生したんです。

 いつの間にか、YouTubeでの視聴回数も80万回を超えていましたが、代々木のテイクは130万回を越えましたので、他のファンの方々も代々木の方を評価しているってことなんでしょうか。PVよりライブDVDの方が再生されるという松浦亜弥さんならではの現象ですね。

 で、このPVについて、よく話題になるのが、ロケに使われている橋についてです。コメントにもありますけど、この橋は、天王洲の「ふれあい橋」と云うんだそうです。

 長さ約70m幅4mの歩行者専用の橋で1996年に完成、とありました。僕は、たまーに東京に行きますけど、天王洲アイルとか、完全に無縁のエリアでしたので、この橋を見たことがありませんが、夜になるとライトアップされて、夜景が綺麗なわりに、人通りが少ないので、絶好のデートスポットだそうです。
 この、景色が良くって、歩行者専用で人通りが少ないというのは、ロケにとっても絶好の使いやすい場所のようで、このPV以外にも、たくさんのドラマやCMのロケに使われているそうです。

 では、貼り付けますね。「渡良瀬橋」at天王洲ふれあい橋です。


 割り箸で作った夏休みの自由工作みたいな橋ですけど、「ピン・トラス構造」って云うんだそうです。100年以上前に使われていた、かなり古いタイプの構造のようで、「トラス構造」の橋の中では、初期の工法のようです。接合部分にピンを使うのが特徴で、完全に溶接してないので、荷重がかかる度に騒音が発生するみたいなことが書かれていました。実際に渡ってないんで何とも云えませんが、ちょっとしたスリルが味わえるかもですね。
 人が渡る程度の加重じゃ関係ないかw

 歩行者専用の橋だし、周辺の景色とのマッチを考えて、あえてレトロな雰囲気の橋を架けたのでしょう。もしかしたら、明治時代に同じような構造の橋がこの辺りにあったのかも知れませんね。1996年といえば、まだ、景気の良かった頃ですから、こんなことにもお金を掛けられたんでしょう。ただ、100年も前に廃れてしまっている、かなり珍しい工法ですから、橋マニアや橋の構造を勉強している方たちが結構見学に来るとも書いてありました。

 で、PVを見ていて、あれって思ったんですけど、途中、2カ所ほど、夕日に染まる本物の渡良瀬橋の映像が、一瞬、挟まるんですね。気づきませんでした。手近に都内のロケで済ませちゃってごめんってことで、挟んだんでしょうかw

 ただ、この女の子が「ふれあい橋」に佇んで、故郷の「渡良瀬橋」に思いを馳せていると考えると話は変わってきます。そう思うと、歌っている「あやや」の表情もそんな風に見えてきました。歌の主人公は、足利から東京に出てきたんでしょうか。で、結局上手くいかなくって、この場所にやってきては、故郷の渡良瀬橋から見える夕焼けに思いをよせていると・・・・。

 本物の渡良瀬橋では、とてもPVのロケなんか出来そうに有りませんけど、渡良瀬川の河原とか、八雲神社とかでロケをすれば素敵なPVができたとは思います。まあ、わざわざ足利市まで行って、お金をかけたPVを作ろうって云うような事務所じゃありませんけどね。
 でも、手近なところとはいえ、こうやってロケをしたことは良かったと思います。間奏のところで、リコーダーを吹いている小学生の女の子とすれ違う演出も面白いですし。

 そうそう、本物の渡良瀬橋なんですが、元々、鉄道用の橋だったそうで、典型的な「トラス橋」なんですよね。同じ「トラス橋」繋がりということで、「ふれあい橋」でロケをしたとすれば、さすがってことなんですが、まあ、偶然ですよねww

10 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

私の場合、渡良瀬橋というとこのPVなのです。
実は、私が彼女との接点を持ったきっかけは、この動画なのです。
たまたま別の動画を見ていて、全く関係のない映像が関連動画にあがるというYouTubeでたまにある現象に誘われたのです。
そのときは特に何ということもなく、後日またふと見直して、さらなる関連動画の本家の森高さんや、他の歌手がカバーしている映像を見ている間に、彼女の渡良瀬橋が何だか一番心に沁みるなと思い出し、色々見て回ることになった、というのがきっかけですね。

チョコレート魂の動画が何故か今シーズン日の目を見ているようですが、それとともにこのPVを今夜は見てみようと思います。

Dragon さんのコメント...

実は天王洲の「ふれあい橋」は散歩コースなんです。だからこのPVを見たときは驚きました。
天王洲はバブルの遺産のような場所で、この橋もそうですが、ここを渡りきったところは右側に寺田倉庫(倉庫屋さんですがウォーターフロントの文化的を創っている企業です)が経営するT.Y.HARBORという地ビールを造っている工場併設レストランがあり、とても雰囲気がいいんですよ。左側はウッドデッキが続いていて、こっちもなかなか雰囲気があります。天王洲エリアは、開発コンセプトもしっかりしてるしお金もかかっているんですが、商業的には失敗していて、東京ではお客さんが来ない場所なんです。だから雰囲気がいい上に人が少ないのでロケはしょっちゅうやってます。

今度妄想新聞でここを舞台に写真付きの妄想記事を書いてみます。

さんのコメント...

改めて見ると、お金をかけていない割には、良い雰囲気のPVに思います。
ただ、普段から、松浦亜弥さんの口パクを見慣れていないものですから、
PVだと、そこのところの、違和感があるんですけどねw
でもこの曲って、大人になってから、良い感じで歌えてないように思います。
この頃が、一番良いように思います。

さんのコメント...

天王洲が散歩コースとは、素敵ですね。
足利に聖地巡りに行くのが夢なんですが、
今度、東京に行ったら、ここにも行ってみたくなりました。
今まで東京と云うと、「秋葉原」と「新宿」と「上野」ばかりでしたからねw
ちょっとは、オシャレなところも開拓しないといけませんよね。
妄想新聞楽しみにしています。

Dragon さんのコメント...

コメントではなくご挨拶で恐縮なんですが、他にご連絡の手段が分かりませんのでとりあえずこちらに。

「橘亜弥(旧姓松浦亜弥)の妄想新聞」をアメブロではじめました。

Twitterで妄想新聞をツイートし始めて約1ヵ月経ちましたので、今度はそれをブログでも展開しはじめました。同じネタの焼き直しですが文字数制限がないだけ読みやすいので、アーカイブとしても良いかなと思っています。

ヘッダーはいかにもゴシップ記事風の品のないデザイン(自作)ですが、写真はあやモトさんから愛情の詰まった写真をお借りしました。

内容は相変わらずの与太話ですのでお暇なときにでもご笑覧下さい。
http://ameblo.jp/ayatachibana280/entry-12129071007.html

さんのコメント...

連絡ありがとうございます。
さっそく、リンクリストに入れさせていただきますね。

アヤまる さんのコメント...

妄想新聞(Twitter)でも天王洲の「ふれあい橋」ご紹介しまして、アメブロでも本日投稿しました。
http://ameblo.jp/ayatachibana280/entry-12131620559.html
両方とも大sansanのブログのご紹介させていただきました。とりあえずご報告です。

さんのコメント...

ブログ拝見させていただきました。
本当に取材されたんですね。凄いですw
実際の写真だとこぢんまりした印象を受けました。
あと、本当に人通りが少ないんですね。

よかいぬ さんのコメント...

以前の森高さんがめぐる渡良瀬橋も大変気になっており、機会があれば訪れたいと思っておりました。
松浦さんのPVがこんな都心の一角で撮られていたとは露知らず。
こちらの記事にて関心したしだいです。
又、アヤまるさんの行動力にも感服します。
本日、私も東京に所要があり、帰りの飛行機を一便遅らせ巡ってまいりました。
アヤまるさんのレポート通り本当にのんびりとして大変いいところだと思いました。
松浦さんが立っていた同じ場所に立ち、この景色を見ていたんだ・・・なんてね。
大sansanさんのおかげで大変楽しく過ごせました。

さんのコメント...

「ふれあい橋」訪問、お疲れ様です。うらやましい限りです。
改めて動画を見ましたが、橋のある風景っていいですよね。
今になって、聖地巡りをするファンの気持ちが分かるような気がします。
圏央道も、開通して、栃木県も行きやすくなったみたいですし、
僕も、渡良瀬橋の聖地巡り、本気で考えてみようかなと思いますw