2017年1月28日土曜日

インフルエンザに過剰反応する社会

 寒中お見舞い申し上げます。


 寒い日が続いております。今年もインフルエンザが本格的に流行してきたようですが、いかがお過ごしでしょうか。

 僕は、おかげさまで風邪をひくことも無く、グダグダと毎日を送っております。何かあるとすれば、ブログの更新をサボっていたことでしょうか。年末年始のお休みの中、いつでも更新できるという思いがありまして、気づいていたら一ヶ月もほったらかしだったという次第です。
 まあ、「兎と亀」のウサギの昼寝状態ってことですけど、ウサギが最後までレースを放棄しなかったように、このブログもまだまだ続けていこうと思っています。

 さて、僕の周りにもインフルエンザに罹る人が出てきました。僕らの世代は、学校で強制的に予防接種をさせられた世代です。熱があっても無理しても学校に行くことが美徳とされ、インフルエンザで試験を休んでも再試験なんてしてもらえない時代を生きてきましたから、「羽生結弦」君がインフルエンザで全日本選手権を欠場なんてニュースを聞くと、時代も変わったものだと思います。

 僕は、インフルエンザというものは、人が呼吸している生き物である限り、罹るときは、何をしても罹るものと考えております。
 マスクというものは、無病息災のお守り程度の効能と考えておりますので、インフルエンザが流行しているからといってマスクをしたりしません。もちろん、自分が咳をしている状態の時は、一応マスクをしますが、それは、あくまでも、世間体を考えてのことです。そもそも、インフルエンザの「予防」にマスクをしましょうって根拠は、全て観念的なものばかりです。マスクをした群としない群の罹患率に統計的有意なほどの違いがあるとも思えません。

 っていうか、マスクって、人のためにするものなんでしょうか、自分のためにするものなんでしょうか。

 こんなことを書くと、インフルエンザを舐めているってお叱りを受けそうですけど、手洗いうがいとマスクがあればインフルエンザを予防できるなんて考えている方が、よっぽどインフルエンザの感染力を舐めていると思います。
  まあ、最近は、「顔面引き籠もり」なんて云う言葉もあるようですし、マスク様に守られている感の中で生活するのは、精神的安定による免疫力向上に有効である可能性もありますので、そういう意味でのマスク着用ならば理解できます。

 それから、僕は、「リレンザ」や「タミフル」がある現代において、インフルエンザに罹ったら、この世の終わりみたいな風潮が理解できません。

 熱が出て、医者にかかって、検査をしてもらって、「シロ」だったときに、インフルエンザでなくって良かったね、みたいなことを云いますけど、発熱の原因が不明なのに良かったね、なんて可笑しな話です。むしろインフルエンザであったほうが、リレンザ吸って寝てれば良いんですから、よっぽど安心です。インフルエンザでないからといって、全然効かない風邪薬を持たされ帰されるほうが、よっぽどツラいです。
 インフルエンザならば、熱が下がってもしばらくは堂々と欠勤して自宅バカンスできるのに、単なる原因不明の熱病だと無理してでも出勤して来いなんでことになりますから、絶対インフルエンザの方が良いです。

 家族にインフルエンザに罹っている人がいて、本人が39度の熱が出ているのに、検査でシロだとインフルエンザではありません、という診察を平気で下す医者がいることも理解できません。どう考えてもインフルエンザっぽいのに、検査結果のみを根拠に診察を出された結果、高熱が何日も続いて苦しむはめになったなんて人もいます。「タミフル」なんて出し惜しみするような薬とも思えませんから、とりあえず抗生物質出しとくくらいなら、何でもかんでも「タミフル」飲ませちゃった方が良いように思います。
 だいたい、検査結果が黒ならタミフル出して、シロなら抗生物質出すなんていう仕事で医者が務まるんだったら、僕にだってできます。

 僕らって、2009年の新型インフルエンザ流行の時も、何故か罹らなかった世代です。あの時は、家族に患者が出たというだけで、出勤停止になったなんていう会社もありました。で、罹った人の話では、タミフル飲んだらその日のうちに熱が下がって、そのあと暇でしようがなかったそうですから、馬鹿馬鹿しい限りです。死者が出たとか騒いでましたけど、どんな病気だって死ぬ人はいます。今思えば、あの騒動って、マスコミが不安を煽った感が多分に感じられます。

 自己免疫で治すしか術が無かった昭和の時代とは違い、素晴らしい薬があって、堂々と休めるという現代にもかかわらず、インフルエンザに対して過敏に反応するのは、この頃から始まったように思います。これもマスコミが盛り上げる年中行事の1つなんでしょう。
       
  では、OSTER projectさんの「恋色病棟」でお終いにします。僕、彼女のファンなんですけど、最近、ボーカロイドのお仕事をしていないみたいで、寂しいかぎりです。元々は初音ミクのオリジナル曲なんですけど、可愛いからという理由で、今回はこちらを。
       
         
         
 イベントはこれから佳境に入ります。くれぐれもご自愛下さいますよう。

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